MEMORANDUM

  赤い風船2

◆ 先日、「つくばエクスプレス」にはじめて乗った。つくばエクスプレスの秋葉原駅は地下駅で、ホームには、こんな注意書き。

風船をお持ちのお客様は、絶対に離さないようご注意下さい。

◆ 「離さない」は「放さない」のほうがよくはないか、と思ったりもしたが、それはさておき、この文章には、風船を手放してはいけない理由が書かれていない。それだから、ワタシは、浅田美代子の「赤い風船」のことを思い出して、いろいろと考えてしまう。前の記事では1番の歌詞を引用したので、今度は2番。

♪ この娘はどこの娘 もう陽が暮れる
  隣の屋根に飛んだ 赤い風船よ
  なぜだかこの手に涙がひかる
  しょんぼりよその家に灯りともる頃

  浅田美代子 「赤い風船」(作詞:安井かずみ,1973)

◆ なぜ風船を手放してはいけないのか? 手にした風船には、空気のように薄くて軽いけれども、小さくてささやかだけれども、とっても大切な夢がつまっているから。夢がつまった風船を手放すと、「しょんぼり」しちゃうから。

◆ とは、まっとうな四十男が考えるようなことではないけれども、そんなことを歌詞を読みつつ考えているうちに、気がついた。ふたたび1番の歌詞に戻って、

♪ あの娘はどこの娘 こんな夕暮れ
  しっかり握りしめた 赤い風船よ
  なぜだかこの手をするりとぬけた
  小さな夢がしぼむ どこか遠い空

◆ 1番で「あの娘」と歌われる女の子が、2番では「この娘」になっている。「あの娘」と「この娘」は同じ女の子なのかどうか? (つづく、と思う)

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COMMENTS (2)

自転車女 - 2009/12/04 09:51

歌詞を読む限りでは、別な女の子だと思うのですが……この解釈は間違っているのでしょうか?
ふ〜む……。

Saturnian - 2009/12/04 21:32

自転車女さん、

ふ〜む、考えれば考えるほど、よくわからなくなってきました。つづきは、時間がかかりそうです。

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